2013年10月31日木曜日

【レポート】オープンデータ・カフェ盛岡 Vol.3 「統計を深く知る」

こんにちは,小松@盛岡本社です.

10月29日(火)にオープンデータカフェ盛岡 Vol.3 「統計を深く知る」を開催いたしました.

盛岡で3回目となる今回は,初めて外部講師をお招きしての開催でした.
オープンデータの利活用には統計の知識が必要と考え,県内外で様々な統計を活かしたお仕事に長年従事していらっしゃる齊藤氏(株式会社サイエンススタッフ 技術顧問,北日本銀行顧問)
に「統計視点でデータの見え方が変わる」というテーマでご講演いただきました.


まず会のはじめに,私より「オープンデータカフェのご説明」と「オープンデータとはなにか?」 を30分ほど紹介いたしました.

こちらは,第1回オープンデータカフェ盛岡の資料を30分にまとめた簡易版となります.
(詳しくは,こちら をご参照ください)




次に,齋藤氏より基調講演「統計視点でデータの見え方が変わる」というテーマでご講演をいただきました.

まずはじめに齋藤氏と統計の関わりについてお話がありました.齋藤氏は,学問として統計学を修めたというわけではなく,業務に必要なこととして統計を独学で,知識や経験を培われたとのことです.課題解決志向・現場主義の考え方を体現されているかたで非常に興味深かったです.

そのあと,これまで携わった数々の統計手法とその活用方法について実際の例を挙げてご紹介いただきました.

1. 統計手法の概要
2. 差の検定 : 平均,分散,度数,検定など
3. 予測・要因解析: 相関,回帰分析,数量化1,2類など
4. 構造解析: 主成分分析,数量化3,4類,クラスター分析など

紹介された実例のなかには,政府や自治体がオープンにしているデータもたくさん使われておりました.オープンデータと統計は密接に関わっていることを再確認いたしました.


この会に参加いただいた学生さんからも「いままで漠然と講義を受けていた統計だが,今回現実世界の課題とその解決手法として統計が紹介されたので興味を持った.少し統計を調べてみようと思う」との感想をいただき,有意義な会でした.

岩手県内では統計を有効に活用できている組織がなかったり,その育成の仕組みが整っていないとのお話もいただき,今後のコミュニティづくりの参考にしたいと思います.








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